やじきた35周年ということで、『やじきた学園道中記F』の3巻と同時に発売された公式ファンブック。買っちゃいました。

のみならず表紙&付録付きの『プリンセスGOLD 10月号』まで買ってしまいました。35周年三種の神器!(笑)


発売日すぐに購入したのですが色々あってやっと『ファンブック』だけ目を通しました。
コミックスと同じサイズで全159ページ。

イラスト集には入れられなかったというカラーピンナップ等カラーイラスト数枚の後、やじきた全話の振り返りと各話に登場したキャラクターの紹介が続き、書き下ろしマンガ、市東先生インタビュー、他の漫画家さんからのお祝いイラストなどが収録されています。

時折(数年に一回ぐらい)1巻から読み返すので「全話振り返り」も「懐かしい」というほどではないんですが、いわゆる雑魚キャラ(失礼)は何度読んでも名前を忘れていたりするのでけっこう新鮮だったり。

「用心棒編・又」ぐらいまではめちゃめちゃ覚えてるんだけど、最近のになるほど記憶が曖昧だったりするからなぁ(年か?年なのか!?)。

絵の変遷は面白いですよね。初期の頃のやじさんキタさんはずいぶん違う顔だったなぁ、と思います。

あと「制服コレクション」が地味に楽しい。

やたらと転校を繰り返すやじきたコンビ、行く先々で全部制服が違う。よくまぁこれだけ色々な制服を描けるなぁ、と感心します。もちろん参考資料はあるのでしょうけど、実在の制服を完コピするわけにはいかないでしょうからね。市東先生のセンスの良さが光る制服の数々。どれも可愛くて、ごくフツーのセーラー服とごくフツーのブレザータイプしか着たことのない私としては羨ましい。

箱根編のラグラン袖(?)みたいなワンピースは特に印象的でした。箱根編自体が好きだから制服もよく覚えてるんだろうけど(^^;)

お祝いイラストで竹宮惠子先生もおっしゃっている通り、市東先生の描くプリーツスカート、素敵なんですよね~。やじさんがスカートのひだを華麗に舞わせて戦うシーンとかたまりません。

総勢8名の漫画家さんがお祝いイラストを寄せてらっしゃいますが、青池先生の描くやじさんキタさんを見られたのが個人的に一番「買って良かった!」と思いました(笑)。

青池先生、市東先生が新人賞に応募された時の審査員でいらしたのだとか。

青池先生もほんと、漫画家生活長くていらっしゃる……。

市東先生のインタビューも興味深かったですが、これ、「2010年プリンセスGOLD8月号別冊ふろくに掲載されたもの」って正しいのかな? 文中に「やじきた学園道中記Fが連載中」って出てくるんだけど、「F」の連載って2016年からなのでは……???

キャラクター紹介とかにもちょこちょこ誤字が見受けられました。「やっぱりくされ縁」の勝五郎さんは「キタさんのおじ」じゃなくて「やじさんのおじ」だよね。


では引き続き「F」の3巻を読むぞ!
(と思ったけどまずは「F」の1~2巻をパラパラか。記憶力……)