今年もラフォルジュルネびわ湖に行ってまいりました♪

東京ではちょうど今(5月4日~6日)開催中のラフォルジュルネ、びわ湖ホールでは4月28日の前夜祭から30日までの3日間。

私が行ったのは最終日の30日。前日29日は途中で雷が鳴ったりして一部湖岸での公演が変更になったようですが、30日は雲一つない快晴に恵まれ、絶好のお出かけ日和。


街路のポスターが青空に映えます。


びわ湖ホールは外装工事中? それでもちゃんとラフォルジュルネの横断幕(って言うのかな?)がどーんと!

ホール内に入り、まずはロビーで行われている無料のキオスク公演に耳を傾けました。


トロンボーン、トランペットとピアノのトリオでちょっとJazzyな「主よ人の望みの喜びよ」や「スプリング・イズ・ヒア」などを演奏。
トロンボーンの八巻さんとトランペットの徳田さんは大阪交響楽団の方だそうで、八巻さん、お話もお上手でした。
びわ湖ホールのロビーは天井高くて床が大理石で教会に似た音響空間、金管の音色が映えるので演奏していても気持ちいい……というようなことをおっしゃっていました。

ロビーから小ホールへ移動して、次は有料公演一つ目。ジュリアン・マルティノー・トリオ。
マンドリン、ギター、コントラバスによる三重奏で「ラテンの楽園」と題した演奏を。

小ホールで席数が少ないせいもあってか、チケット完売の人気公演。前売り初日に取っておいてよかった。
有名な「チャルダーシュ」やバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」。そしてピアソラ「タンゴの歴史」!

マンドリントリオで聞くピアソラ、新鮮です。軽やかで可愛らしいマンドリンの音色、でもそこはかとなく哀愁も漂って……。
ピアソラの曲は楽器や演奏者によって色んな表情を見せてくれますよねぇ。

この日聞かせてくれた楽曲はほとんどこのアルバムに入っているもよう。↓


終演後のサイン会(ホール内で売ってるCDを購入するとサイン会に参加できる)を横目に見ながら、ロビーで今度はマリオネットさんのマンドリン&ポルトガルギターの演奏を聞くべくスタンバイ。

マリオネットさんのこのアルバム、確かお友だちにダビングしてもらったカセットテープがあったはず……。↓


6月17日にびわ湖ホールで演奏会があるということで、そのPRを兼ねてのキオスク公演。「南蛮渡来」や「日曜はダメよ」など4曲を聴かせてくださいました。
トークもさすがの巧さで楽しい20分間♪

サイン会を終えたジュリアンさんもマリオネットさんの演奏を聞かれていたようでした。同じマンドリンですものね。


その後湖岸に出て、瀬田北中吹奏楽部の演奏をBGMにお昼ご飯。フードブースも出ていますが、私はいつもパンやおにぎりを持参しています。お金落とさなくてすいません(^^;)


空は青く、琵琶湖も青く、絶景に生演奏という大変ぜーたくな状況なのですが、いい天気すぎて暑い! 首の後ろが灼けるよ~、日焼け止め塗ってくるの忘れた~~~。

そんなわけでさっさとロビーに戻り、三たびキオスク公演。サックス五重奏を聴いたり、バイオリンとビオラの二重奏を聴いたり。

合間には声楽アンサンブルのリハーサルも。リハーサルといえど歌唱は本番さながら。立ち位置その他を確認していらっしゃるのですが、リハなんて普段見る機会はそうそうないですから、むしろ本番よりも面白かったりして。

ジュリアン・マルティノー・トリオの終演から次の有料公演の開演まで4時間近くあったので、「大丈夫かな?」と思ってたんですが、湖岸の景色とキオスク公演楽しんでたらけっこうすぐに時間が経ってしまいました。


二つ目の有料公演は大ホールで、ドミトリー・リスさん指揮によるウラル・フィルハーモニー管弦楽団の公演。
デュカスの「魔法使いの弟子」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」、そして「ボレロ」!




以前、萬斎様ボレロを同じ大ホールで鑑賞していますが、あの時は演奏よりも萬斎様に釘付けだったので、生オケ・ボレロをじっくり聴くのは初めて。

「次はどの楽器だろ?」と音色当てのような前半、徐々に厚みが増してくる中盤、そして怒濤の終盤。
やはり盛り上がります、ボレロ♪

「ウラル・フィルの演奏はどーのこーの」と語れるほどの耳も知識もないので、気になる方はこちらの音源を↓ ラヴェルじゃないけど(^^;)



大ホールから中ホールへさささっと移動して、この日一番楽しみにしていたメキシコ民俗音楽グループ「テンベンベ」の公演です!

(AmazonさんにCDがないのでSpotifyのリンクを。アーティスト名「Tembembe Ensemble Continuo」となっているのでたぶん同じグループさんだと)


もともとこういう民俗音楽系のもの大好きなんですが、テンベンベさんの公演、ほんとに楽しかったです!
いつもラフォルジュルネの有料公演では曲紹介もトークも全然ないんですが、テンベンベさんは少しお話してくれて、楽器の紹介もあり、アンコールではサパテアードも!

アンコールがあるのも最終公演ならではでした。他の公演は次の公演との絡みがあるのでアンコールはないんですよね。拍手に応えてもう一度挨拶、ぐらいな感じ(少なくとも私がこれまでに鑑賞した公演ではアンコールはなかったです)。

そしてテンベンベさんもサイン会が!

テンベンベさんのCDは売り切れてしまっていたんですが、ラフォルジュルネ公式CDでもOKということで。(実は買わなくてもOKだったのか、LFJのチラシにサインしてもらってる方もいた。どーゆーことだ……)


サインしていただきました~\(^o^)/
テンベンベの皆さん、本当にありがとうございました~。


OTTAVAのリスナーさんともお目にかかることができて、充実した1日でした。
来年もびわ湖でラフォルジュルネがあるといいのですが……。

OTTAVAのFacebookで林田さんが「ラフォルジュルネが来年あるかどうかわからない」と書かれていて、それはもちろん東京公演のお話だと思うのですが、「えっ、東京もそうなの?」とびっくりしました。

びわ湖公演はいつなくなってもおかしくないと思っていて(お金ないに決まってるし)、だからとりあえず1公演は見に行かなくちゃなぁ、とここ3年ぐらいは連続で足を運んでいるのですけど、びわ湖の比ではなく賑わっているに違いない東京公演も危機的な状況とは……。

びわ湖の比ではなく公演数も多く、出演されるアーティストさんも多いので、びわ湖の比ではなく(しつこい)お金もかかるのでしょうけれど。

東京がなくなってびわ湖だけ残るってことはまずないでしょうから……東京もびわ湖も、来年も無事ラフォルジュルネが開催されますように。


びわ湖公演に来てくださったアーティストの皆さん、スタッフの皆さん、楽しいお祭りをありがとうございました。