「津軽篇」が開幕しました。

正直これの前の第3巻「白狐篇」はいまいちだったのですが……今回は面白そう。

玄武、青龍、白虎、とこれまで出て来ていた四獣にまつわる武術。残る朱雀が姿を現し、「大きな謎」に迫っていく展開になるのかな…と。まだ津軽篇始まったばかりなのでなんとも言えませんが。

「遺跡を守るために」というのは赤目篇にもありましたっけ? ちょっと読み返してなくて記憶が曖昧なのですが、遺跡をダシに金儲けしようとする連中に「表に出してはいけない秘密」が暴かれてしまうかも、というのは既視感ばりばり(^_^;)

そこに忍術・古武術が絡んでくるのも、まぁやじきたコンビに立ち向かうとなると武道の使い手でないと話にならないのでしょうがない。「四獣」にまつわる拳法と古代日本の謎……みたいな展開が待っていそうな気もしますし。

願わくば雪也や小鉄の出番が多からんことを(笑)。

あとカトリセンコー君(漢字は勝取詮公でしたっけ?)にも出てきてほしいなぁ。キタさんは彼のものだと私は思ってるのよ(爆)。

津軽弁がなかなか強烈で面白く、最後のおまけページ「私は異邦人Ⅱ」に出てくる「トランプのジョーカーを出す」ことを「おんどる」と言う、って話には「ええーっ、何それ!?」と。ググるとちゃんと出てくるので本当に使われているんでしょうが、一体どういう語源なのでしょう。

一口に「日本語」と言ってもほんと色々ですよねぇ。

それと、「のちの十三湊遺跡」と書いてあるのを見て、「あ、これってまだ昭和の時間のままなんだな」と改めて。

長い中断を経ての再開、作中ではずーっとやじきたコンビは高2のままだと思うのですが、それでも背景となる世界は「年を取って」いるのかな、とちょっと思っていたんです。

「関東番長連合」とか思いっきり昭和の香りですもんね(笑)。

ケータイも登場しなくて、途中小鉄はどこかのパン屋さんだかタバコ屋さんだかで電話を借りていますし。

こういう「舞台設定」とありえないぐらい強い女子2人の学園任侠浪漫(?)、昭和を知らない若い子にはどう映るんでしょうね。うちの息子ちゃんは1巻から普通に読んでましたが……川原泉の方が好みみたいです(爆)。


続きに期待。