バカですねぇ、アホですねぇ、ええ、ホントにねぇ。さすがに息子ちゃんにも「はぁ、何買(こ)うてんの?」って冷ややかな目で見られましたよ。ええ。

バカですから!

大丈夫、人生はバカな方が楽しい。

なわけで、『オーズ キャラクターブック Vol.2』。どういう内容かはAmazon商品ページに詳しく載っています。

グラビア、ソロインタビュー、対談、鼎談、座談会、後半27話から最終話までのストーリー解説。

ストーリー解説にはその回のパンツの枚数、アイスの本数、ケーキの数、なんてのまで載ってます。意外とアイス食べてないよ、アンク(笑)。

カバー表紙は映司くん&アンクちゃん夫婦ですが、裏表紙は伊達さん&後藤ちゃん夫婦。一番好きなのはアンクちゃんだけど、裏表紙もいいですよ、ええ。二人のグラビアも夫婦っぷりがうかがえすぎてヤバいです(笑)。

伊達さんが後藤ちゃんの肩をきゅっとしてるヤツとかマジ危ないと思う(爆)。

そしてもちろん映司くん&アンクちゃんのあの屋根裏部屋でのツーショット!!!!!

泣けるわ。

最後、アンクちゃんが真木博士の方に行ってしまってから……つまりは「アンク(ロスト)」に吸収されてしまってから、一度も二人であの屋根裏にいることってなかったんだもんね。

吸収される回でも自治会長から出ていけ、って言われてクスクシエを出てるから、二人でちゃんと屋根裏にいたのってさらにその前になる。

「元のままにしてあるから戻ってきなさいよ」って言ってくれる知世子さん。「どっちかは戻ってくるかもな」と答えたアンクちゃん。

色々思い出しちゃうわー。

アンクちゃんがグリード手で映司くんの顎をくいっとしてるショットもエロいし(笑)。

さぞオーズは同人誌が盛り上がってたんだろうなぁ、とか思います。わはは。まぁWの翔太郎&フィリップもきっと盛り上がってたんだろうけど。最終回直前の辺、ちょっと激しすぎるもんね、翔太郎くんのフィリップに対する愛が(爆)。

「W」も相棒の話だったけど、「オーズ」もそうだったんだな、って今は思う。

そして敵もライダーもガイアメモリの力を使っていた「W」。敵もライダーもメダルの力を使っていた「オーズ」。同じ力が使い方次第で良くも悪くもなる、っていうの、平成ライダー全体のコンセプトなのかな。フォーゼもそうみたいだし。

閑話休題。

映司くん&アンクちゃんのソロインタビュー、対談は大変面白い。

三浦くんが「アンクの笑顔」について書いてるの、すごくわかる。良かったよねぇ、アンクの自嘲的な笑み。哀しくてせつない笑み。

こないだテレビ映像を一時停止して写真撮るっていうバカなことやってて(だって壁紙にしたかったんだもん)思ったけど、アンクちゃんって静止画だといまひとつ魅力が出ないの。

スチール写真と違ってもともと動画なのを切り取ろうとしてるんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけど、「表情」や「しぐさ」って「流れ=時間」があるから、一時停止で一瞬だけ切り取ってもダメなんだよね。

アンクちゃんは「表情」がいいんだよなぁ、って改めて思った。

侮蔑だけじゃない、自嘲だけじゃない、色んな複雑な想いの混じった「笑み」。

そーゆーのって、文章で書くとすごい野暮になっちゃうから、「嗚呼、映像っていいな、役者さんいいな」ってホント思う。いちいち言葉で心情を説明してしまうと野暮になる、でもただ「口の端を少し上げて笑った」だけでは伝えきれない想い。

同じ「笑った」でもそこにどれだけ色んな意味があるか、どれだけ違う「笑み」があるか。

終盤のアンクちゃんの「笑み」はホント、私の理想とする「皮肉っぽくてせつなくて哀しくてすべて呑み込んじゃったような」笑みだった。

「最初は渡部秀が大嫌いだった」っていうのも。

人見知りな三浦くんと、屈託なく、良い意味でずうずうしいのであろう渡部くん。私も人見知りなので、「ずうずうしいのにみんなから愛される」みたいな人はホント腹立つ(笑)。

「羨ましかっただけだった」っていうの、わかるわー。

今では二人のblog見ても「あんたらどれだけラブラブなん」って感じなのにね。役以上にラブラブだよね、もう、こっちが照れるよ(笑)。

「宇宙人みたいな生活してて、お弁当もちゃんと食べられなくて」とか、なんかあまりに想像通りな三浦くん。「あれ?食べないの?」つってどんどん勝手に渡部くんが三浦くんのお弁当食べてる姿が目に浮かびすぎる……。

いや、いいコンビですね。

グリードキャストのお話も楽しいし、比奈ちゃんも里中くんも真木博士も、みんな大好きだったなぁ、って読んでるとしみじみ思う。

里中くんメインの「Vシネマ」は是非見たいよね。Wバースも出るけど、主役は里中(笑)。

コアメダルよりはセルメダルの方が残っていそうだし、警察や医師に復帰していた二人がある事件を解決するため再びWバースに、っていう話は作りやすそう。

でも主役は里中(爆)。

「グリードの日常」とかいうスピンオフも良いですが♪

カザリ役の橋本くんが「次でカザリ死ぬ」って聞いて超へこむ中、最後まで残るとわかったウヴァ役山田くんがやたらハイテンションとか笑える。

良かったよね、ウヴァは。面白かったよ。

ちょっと前に山田くん「Qさま!」に出てたけど、前髪下ろしてたら全然イメージ違って、しかも賢かった(笑)。

山田くん、映司役の最終オーディションにも残ってたんだよね…。すっかりウヴァさんだから、想像するとおかしい……。

メズール役の穂香ちゃんは中学生だし!

うちの息子ちゃんが1998年生まれで、穂香ちゃんは1997年生まれ。学年は2つ違うけど、うわぁぁぁ、って感じ。

犯罪だよね(何が)。

そういや渡部くんのお父さんはドクター真木の神尾さんより若いとかって……つまり私より若いって……(ため息)。

ドクター真木はホントに強烈だったけど、SP見てオーズ見たり、オーズ見てSP見たりすると同一人物と思えなくて。役者さんってすごいね。三浦くんも普段は全然大人しくて乙女っぽくて、ギャップ激しいよね。アンクちゃんとお兄さんだって、確かに顔は同じなんだけど全然雰囲気違って、しっかり「別人」だもん。

正直アンクちゃんを見て「お兄ちゃん!?」ってわかった比奈ちゃんはすごいと思う(笑)。いくら妹とはいえ、いや、妹だからこそ「お兄ちゃんがあんな髪型であんな格好であんな雰囲気なわけがない」と思うんじゃ。

神尾さんと言えばインタビューで「仮面ライダーは大人の贅沢な遊び」というようなことを言ってらして。CG合成とかすごく手間がかかってる、って。

そもそもあれだけのスーツ作るの大変だよね。怪人のみならず最近はライダーの方もフォルムチェンジが激しくて、オーズなんてメダルの組合せでどんだけスーツ作ったの、って感じだったし。

おもちゃの売り上げがかかってるとはいえ、スポンサー大盤振る舞い……って、実は低予算だったりするんだろうか……。各種グッズの版権料とかで補っているのかな。最近普通のドラマをまともに見ることがないから「手間暇のかけ方が違う」とか、ホントはよくわからないけど。

ただ、今どき1年やるドラマってNHK大河とライダーと戦隊ぐらいしかないでしょ。ライダーと戦隊は30分枠だけど、1年かけてじっくり物語を紡ぐって、それだけで今もう「贅沢」なんだろうな、って。

インタビューや座談会読んでるとキャストの皆さんの「1年間の想い、がんばり」っていうのがホント伝わってきてうるうるする。見てるだけでも感情移入しちゃって最後号泣なのに、演ってる人はねぇ(しみじみ)。

スーツアクターさんは「1年終わった」と思う間もなく次始まってるし。

スーツアクターさんの座談会も載ってるけど、ホントすごいよね。ちゃんと「映司くん」のお芝居してるじゃない? バースだって、伊達さんの時と後藤ちゃんの時では立ち方も違って。

メズールは怪人とはいえ“女性”っぽく動かなきゃならないし、軍鶏ヤミーのムエタイとかなー、面白かったよなー。



と、読んでると「オーズ」熱は増すばかり。「キャラクターブック Vol.1」も手に入れたくなりますが。



そこはぐっと我慢。

こないだ書店で見つけてしまったけど我慢っ!

その代わり「公式読本」買おうかな(おい)。
(→買いました。わはは)