先日、「高校生クイズ」をやってましたね。

すごーく久しぶりに見ました。

実は昔、うら若き(笑)高校1年生だった頃、大阪予選に出たことがあって。
見事、1問目の○×クイズで落ちました。
何しに行ってん、みたいな。

せっかくお揃いのはっぴ作ってやる気満々で行ったのに、秒殺。

万博公園で、1問目は大阪城に関する問題だったはずですが、さすがに詳しいことは忘れました。一緒にチームを組んだ友達とは卒業後疎遠になってしまって、毎年「高校生クイズ」の時期になると「どうしてるのかな~」って思い出します。

私が参加した頃は、「ニューヨークへ行きたいか~!?」でおなじみだった「アメリカ横断ウルトラクイズ」の高校生版というイメージがあって、「知力・体力・時の運」、決して「ものを知ってる」というだけでは勝ち残れない、「なんじゃそりゃ?」というゲーム性の強いコーナーもあったと記憶してるんですが。

久しぶりに見たら、「日本一頭のいい高校はどこだ!」みたいになってて、ちょっとびっくり。
灘とかラ・サールとか、開成とか東大寺学園とか、そうそうたる学校名。
最初からそーゆーエリート校ばかりが注目されて映っていたので、他の県の代表校の子たちがちょっと可哀相だった。

それになんか、男の子ばっかりだったね~。
少なくとも、よく映るエリート校は男子ばっかで。

別に女子の応募制限はないんだろうけど、「知力だけ」になると、やっぱ男子優位なのかなぁ。うーん。

まぁしかし、面白かった。

ゲストの宇治原くんが言ってたとおり、「日本一難しいクイズ番組」。
数学オリンピックの問題とか出てたもんね。
問題の意味がわからん(笑)。

2チーム対抗で順番に「アメリカ合衆国の州」だの「88星座」だの「元素名」だのを全部言っていくのなんかすごかった。
なんでそんなん知ってんねん。
いや、そりゃ、聞いたら「ああ、あるある」って「知ってる」けど、聞かないと思い出せないもんなぁ。

残念ながら灘と東大寺の関西勢は決勝に残れず、最後は東海高校が優勝して、「やっぱ元気なのは名古屋か」と思ったりしたけど。

敗れたチームもみんなすごかった。


なんか、正直「東大合格率ナンバー1」とかって、「ガリ勉」というか「あなたの知らない世界」というか、「そんなに勉強ばっかりしてるのってどーなん?」という、「逆偏見」みたいな気持ちを持ってしまうんだけど、あの番組を見てると「やっぱりこの子達は勉強そのものが楽しいんだろうなぁ」という気がして。

もちろん「東大に入る」とか「京大に入る」といった目標があって、「受験」のための勉強も驚くほどしてるんだろうけど、そもそも「学ぶことが好き」「知らないことを知るのが楽しい」っていう子達なんだろうと。

私も、まぁ、受験勉強はともかく「雑学好き」ではあるし、ああやって「クイズ」という形で出されると全然わかんなくても面白いし、「へぇ~」って思うし。

高校野球とか、スポーツ系に打ち込んでる子ども達に比べて、学問に打ち込んでる子どもに陽の当たる場って意外に少ないと思うので、こういう「選手権」があるのっていいな、と思った。

最終的にどこの大学に入ったかとか、テストの点だけでなく、本当に「頭がいい」とか「勉強が好き」とかいうことを評価されることって、特に子ども時代は意外にないんじゃないかな。ちょっと離れて本読んでるだけで「変人」と思われるぐらいだもん。


しかし、ほんと、灘や開成で学年トップって、どんな勉強してはんねやろね。