『修道士ファルコ』のスピンオフ、リリエンタール修道院でファルコの良き相棒として様々な事件を解決してくれる兄弟オドの「俗世時代」を描くシリーズ、第1巻が発売になりました。

わ~い、パチパチ\(^o^)/

期待を裏切らない面白さです。

修道院に入る前、大都市ケルンの警吏だったオド。有能すぎて塔牢獄はいつも彼の逮捕した罪人でいっぱい。名家の子息だろうと何だろうと法を犯した者には容赦のないその辣腕ぶりがお偉いさん方に煙たがられ、行方不明者捜索という名目で体よくケルンを追い払われる羽目に。

と言っても別に「しばらくそっちの案件にかかずらっててね」と言うだけで山奥へ左遷されたわけではないんだけど、「たいしたことない人探し案件」のはずが実は殺人事件で、図らずもオドはまたまたその有能っぷりを発揮することになります。

少佐だよね、うん。

有能すぎて持て余されるとか完全にエーベルバッハ少佐。

ケルン第一市長はSISのミスターLに似てるし、オドの後輩フリートは少佐に叱咤されるA(アー)君のよう。(見た目は初期のジェイムズ君ぽい)

オドを助けてくれる薬草に詳しい修道僧ペトルスは「修道士カドフェル」を彷彿とさせます。

中世ドイツのイケメン強面警吏の活躍譚、『プリンセスGOLD』12月号から連載再開ということでまだまだ楽しめそうです♪