4月からAmazonプライム・ビデオ限定で配信が始まった『仮面ライダーアマゾンズ』。

これを見るためにプライム会員に入ってしまいました。

馬鹿なの?死ぬの?

いやほんまに。我ながらどんだけ仮面ライダー好きやねん(´・ω・`)

でもあらすじ読んだら面白そうだったし脚本小林靖子さんだし、今のところプライム会費は年3,900円。月額にすると325円。これでプライムビデオとプライムミュージック、あとお急ぎ便が使えたりするんですから、月に数回でもビデオや音楽を利用する人ならそんなに損ではないですよね。レンタルショップでDVD借りても1本200円ぐらいはするわけですし(最近ほとんど利用してないので詳しい金額わかりませんけど)。

何よりわざわざお店に行く必要がない。借りるのと返すのと、2回行くのがめんどくさくて結局『仮面ライダーデューク/ナックル』を見ないままです。


以前プライム無料お試しで『仮面ライダークウガ』を見た時(クウガ見たことなかったんですよ。面白かった!鑑識の安田さん出てるし!)、『アギト』も見たいと思ったんですけどなぜか平成ライダーのうち『アギト』だけなくてですね。

それが今回この『アマゾンズ』配信のおかげで昭和ライダーも平成ライダーもどーんと見られるようになって。平成は『フォーゼ』まで見られます! 一部劇場版も。

仮面ライダー見るだけでプライム会費の元取れるな~と思って会費払いました。これで『あぶ刑事』のテレビシリーズが見放題なら言うことないんですけどねぇ(『あぶ刑事』劇場版は初期の3作と『まだまだ』が見られます!)。

そんなわけで会員になって『仮面ライダーアマゾンズ』を見ました。毎週金曜に新エピソードが追加され、5月1日現在5話まで配信されています。全13話の予定とか。

いやー、面白いですよ。「最近の仮面ライダーはどうもお子ちゃますぎてなー」と思っている方(俺だ)にお薦めです。

まぁ多少テンポが悪い感じとか(よく言えば「じっくり描いてる」?)、バケモン4,000体に対して駆除班7人とかどーゆー計算なの?とか、突っ込みどころはあるんですけど、日曜朝の地上波では放送できないダークでグロい感じがとてもいいです。

とある製薬会社が開発した「アマゾン細胞」。その細胞を植えつけられたらしい実験体が2年前に事故で解放され、「普通の人間」として町の中に潜んでいる。彼らはみな識別コードと薬を仕込んだ腕輪を着けていて、薬が切れるタイミングで人間から「アマゾン(怪物)」へと変貌し、人間を喰らい出す。

で、製薬会社は怪物を退治する「駆除班」というのを組織するのですが、怪物が4,000体もいるのに駆除班のメンバー7人しかいなくて、しかも割と早い段階でメンバーが複数死んじゃう。いくら「4,000体がいっぺんに怪物になるわけじゃない」と言っても、製薬会社さん自分達の生み出したものナメすぎだろうと。

こんな怪物と会社野放しにして日本政府は何してんの!?とか思っちゃうわけですが。

で、駆除班だけでは駆除が追いつかないので仮面ライダーアマゾンが出て来るんですが、赤と緑、二人います。だから「アマゾンズ」と複数形になってるんですね。

この二人も体内にアマゾン細胞を持つ「アマゾン」というところがミソ。1号ライダーがショッカーによって生み出された改造人間(怪人)だったのと同じです。「自分はもう人間じゃない」「怪物だ」という悲哀が原作仮面ライダーにはあったと思うんですけど、緑のアマゾンの方は最初自分が実験体(アマゾン)などとはつゆ知らず、アマゾンに変身した後で「ボクは人間なのか?」と悩んだりします。

その疑問に対して「人間ね。そんなこと考えるのは人間じゃないやつだけだ」とクールに答えるのが赤のアマゾン。赤の人、役名が「鷹山仁」っていうんですけど、あぶ刑事ファンとしては「え、鷹山…?」と無駄に反応してしまいます。

「俺はアマゾンになる前から自分で狩ったものしか食わない」とのたまう鷹山さん、アパートの屋上で鶏飼ってて、やたら卵を食べます。アマゾン細胞は人間のタンパク質を餌にするとかなんとかで、だから完全なアマゾン体になると人間を捕食するんですが、まだアマゾン体になってなくてもタンパク質の消費が激しいようです。しっかりタンパク質採らないと人間食べたくなるのかもしれない。(あるいはアマゾン体になるのが早くなるとかかも)

「食べる」ということの意味。「生きるってことは他の命を犠牲にすることだ」っていうのもテーマの一つみたいです。

『オーズ』でエイジ君がグリード化していって食べ物の味がわからなくなる、って話もちょっと思い出したり。

『オーズ』と言えば製薬会社の社員さんにドクター真木混じってます。駆除班にはブルーバスター混じってますし。『オーズ』も『ゴーバスターズ』も小林靖子さんの脚本ですよね~。ふふふ。

そして製薬会社の会長役藤木孝さんが非常にヤバい。「この人が会長ならこの会社がおかしいのも仕方ない」みたいな妙な説得力があります(笑)。

サブタイトルの一文字目がA、B、C……とアルファベット順になっていたり、話数ごとに時間(長さ)が違うのも面白い。

テレビシリーズと同じ30分(もしくは25分くらい)かなと思って1話目見始めたら46分もあって、2話目は40分、3話目32分、4話目が30分で5話目が29分。このペースで行くと13話目は15分くらいになる!?……っていうのは冗談ですけど、長さがまちまちって面白いですよね。初回が長いのはテレビドラマでもよくありますけど、3話目以降「大体30分だったらいいよ」みたいな自由さが窺えて。

一度実験体になったら――アマゾン細胞を植えつけられてしまったら――もう普通の人間に戻るの無理だろうから、最終的に赤のアマゾンも緑のアマゾンも死ぬしかないんじゃないの?と思ったりするんですが、この後どんな展開になるのか。

楽しみですわ~♪



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