昨秋の『DREAM A DREAM』に引き続き、「我が青春の宝塚」OG公演観てまいりました♪

今回レギュラーメンバーの長がカリンチョさん(杜けあき)で、以下ユキちゃん(高嶺ふぶき)、マリコさん(麻路さき)、ノルさん(稔幸)、ズンコさん(姿月あさと)、わたる君(湖月わたる)、貴城けいちゃんと、まさに「我が青春」のラインナップです。まぁ貴城けいちゃんのトップ公演は観てないし、正確には「我が青春のちょっと後」ぐらいですが(笑)。

娘役レギュラー陣は長がゆうこちゃん(風花舞)ですよ!!!

退団後に生でゆうこちゃん観るのたぶん初めてだけど、「長」とは思えないぐらい今も可愛かったぁ♡

ゆうこちゃんはめっちゃ「我が青春」、ゆりちゃん(星奈優里)もずっと観てたけど、マリコさんの相手役としてはやはりあやちゃん(白城あやか)が好きだったので…。

あと娘役さんは大鳥れいちゃん、彩乃かなみちゃん、蒼乃夕妃ちゃん。

彩乃さんだけ宝塚時代を拝見したことがないです。

『DREAM A DREAM』は「ショー」の雰囲気がありましたが、今回はそれぞれの出演者がトップ時代の「思い出の曲」を1人ずつ歌い継いでゆくという感じで。

『DREAM』の時に「もっと一人ずつがっつり観たい」とか書いたのに、いざそれが実現すると「もっと群舞とかスターさん同士の絡みが欲しいなー」とか思ってしまいました(苦笑)。

あちらを立てればこちらが立たず。

なかなか「一人ずつ」じっくり見せながらも宝塚のショー的雰囲気を出す、というのは難しいですねぇ。「ショー」というよりコンサートぽかった。

のっけから「思い残すことはござらん!」、カリンチョさんの『忠臣蔵』や『華麗なるギャツビー』は懐かしく、特にギャツビーの「朝日ののぼる前に」はラストシーンを思い出してうるうるしてしまったほどでしたが、実は他の方々のトップ公演はそんなに記憶がなくて……歌も覚えてなくて……。「知らない歌」が多かった(^^;)

ユキちゃんやノルさんは3番手ぐらいの時によく見てて、よくよく知ってるんだけど、トップになった頃には私も結婚したりしてあんまり劇場に足を運べなくなっていたから……。

それでもノルさんの『花の業平』は印象に残ってます。「忍ぶの乱れ」歌ってくださった。ノルさんも歌い方変わらないなぁ。見た目も全然変わらなくて美しい。

マリコさんは『国境のない地図』から「風になりたい」。

わたる君はたぶん『王家に捧ぐ歌』のやつ(間違ってたらすいません)。

マリコさん&ノルさん&ゆりちゃんの「まんま星組トップトリオ」で『ダル・レークの恋』をやってくれました。マリコさんもほんま変わらないわー。ふっくらしたけどあの不思議な存在感変わらない。

ズンコさんとわたる君は『激情』を。

ゆうこちゃんがカルメンぽかったから『激情』で合ってると思う(舞台観たはずだけど曲とか覚えてない)。

娘役さんは途中「海外ミュージカル特集」みたいな感じで、蒼乃さん『スカーレット・ピンパーネル(ひとかけらの勇気)』、彩乃さん『ミー&マイガール』、大鳥さん『エリザベート(パパみたいになりたい)』、ゆうこちゃん『ウエストサイド物語(トゥナイト)』を。(あれ、ゆりちゃんがいないぞ…。このパートでは歌わなかったっけ???)

ゆうこちゃん、なんか現役時代より歌がうまくなってたような。すごくよく声出てたし。

現役時代はスケジュールきついし踊って歌って大変だから、こういう「コンサート形式」の方が声も枯れずに本来の力が発揮できるのかしら。

歌よりもダンスのイメージが断然強いゆうこちゃんだけど、「トゥナイト」良かったわ~。もちろんダンスも良くてわたる君とのタンゴ、格好良かった!

『風とともに去りぬ』コーナーではスカーレット役でマリコさんとのデュエットダンス。TMP音楽祭みたいで楽しかった♪

マリコさんは雪組への特別出演でレット・バトラーやってるよね。

カリンチョさんも1曲歌ってくれて、歌う前に「スカーレット」って言ったのが超素敵だった。別にスカーレット役の人がいるわけじゃないんだけど、呼びかけてから歌うの。すごく優しい、愛のこもった呼びかけで。

歌も安定の素晴らしさだし。

なんというかこう、「大きさ」を感じられる方よね。歌もお芝居も。トークも楽しくて。

ゆくゆくは鳳蘭さんのようなポジションになっていかれるのかなー、カリンチョさん。

で。

私が観た日はC日程ということで、平みちさん、高汐巴さん、ミミちゃん(こだま愛)が参加。

平さんは退団公演だけ生で観ましたね。高汐さんは生では一度も拝見してないけど、あの独特の歌い方はなぜかよく知ってる(^^;) 一幕目は高汐さんの「ジュテーム」で幕。

ミミちゃんは、ウタコさん(剣幸)とのトップ時代の後半を観てました。歌はうまいわダンスはキレッキレだわお芝居も素敵だわの三拍子揃った素敵な娘役さんで。

この日の歌も絶品でした!

もうなんか、「圧倒的ではないか我がミミちゃんは!」状態。1曲ずつがミュージカルのような。表現力が段違い。

シャンソンぽいというか美輪様みたいというか、ホントに「聴かせる」歌なのですよねぇ。素晴らしいわミミちゃん。

「愛遥かに」と「川霧の橋」と「一度ハートを失ったら」。そして最後にえーっとあれ何だっけ。「宝塚我が心の故郷」かな? うーん、ちょっと自信ない。

とにかくすごかった。

ミミちゃんの歌だけでも1万3千円払った甲斐あった。痺れる。

そしてスペシャルゲストはヤンさん(安寿ミラ)と水さん(水夏希)。ヤンさんは『メランコリック・ジゴロ』から「ダニエルのテーマ」をトレンチコートで。あああ、ヤンさんも変わらない~格好いい~~~~~!

2曲目は「ラ・…」「ラ・……」なんだっけ。トークコーナーで言ってくれたのに覚えられない。歌いつつ超カッコいいダンスを披露! もうほんまヤンさんのダンス素敵すぎる。惚れる♡

トークコーナーでヤンさんが、その「ラ・なんとか」は『ファンシータッチ(1992年)』のフィナーレナンバーで、ヤンさん・ミキちゃん(真矢みき)・タモさん(愛華みれ)・マミちゃん(真琴つばさ)・リカちゃん(紫吹淳)で踊ったんだとおっしゃってました。

何その超絶メンバー!全員トップスターじゃん!!!

『ファンシータッチ』、もちろん大劇場で観てるけど、当時は「後にみんなトップになる」とか知らないで観てたし……。捜したら「宝塚花の指定席」から録画したと思しきVHSテープが出てきたけど……VHSだから……そう簡単には見られない……。

『ファンシータッチ』と併演だった『心の旅路』は地味にいいお芝居だったなぁ、と印象に残ってます。これはVHSもない(涙)。

水さんは『エリザベート』から確か「最後のダンス」と、もう1曲。「水さんも現役時代よりうまくなってる」と一緒に観劇した母が。

ヤンさんとのトークショーではヤンさんに振り付けしてもらった時の話をなさってました。「ヤンさんだ!ヤンさんだ!」と舞い上がるあまり振りを全然覚えられなかったとかで。ヤンさんに「全然覚えなかったよねー」って言われてました(笑)。

休憩20分を挟んで2時間40分の夢の舞台。

あれもこれももっと聞きたい曲がありました。カリンチョさんとミミちゃんにはもう10曲ぐらい歌ってほしかったし、ヤンさんには5曲ぐらい踊ってほしかった(無理)。

最後にカリンチョさんが「瀬戸内美八さんからの申し送りです。宝塚100年、生徒はみんな家族、ファンの皆さんは親戚です!」っておっしゃってました。

親戚かぁ。なかなか会えない親戚……(^^;)
 

またお会いできる日を楽しみにしております。