ついに「未来編」が終わってしまいました。

はぁ。

16巻から30巻まで。

よくもまぁ引っぱったなぁ(笑)。

引っぱりすぎて、「チョイス」とか「真6弔花」になるといい加減どーでもいい……という気分に多少なりましたが。

でも最後、実体の10年後骸さんも出てきたし、「白蘭もチェルベッロに利用されたのか?」っていうのがほのめかされて……。

白蘭の最期はこんだけ引っぱったにしては呆気ないというか、まぁ、勝負つけなきゃ仕方ないし、主役が負けるわけにもいかないので、「初めから白蘭に勝ち目はない」というのは読者としては“わかって”読んでいるわけでね。

「この世界は気持ち悪い」という白蘭の“違和感”とか、すごく意味深な「エピローグ」の数コマ。

“これってどーゆー意味なの?”って余韻を残してくれるの、なかなかやるな、って思う。

未来を生きて、未来を変えた人間が過去に帰ったら、“歴史”そのものが狂ってしまって、“かつていた世界”にはもう戻れないはずだし、白蘭のしたことがすべて無効になってしまうのなら、“10年後の現在”がまず真っ先に崩壊してしまうんじゃないかとも思うんだけど、まぁそこはそれ、「トリニセッテの奇跡」でいいのか(笑)。

あのエピローグのシーンは“過去”なのか。

“大空のアルコバレーノ”がいなくなってしまった未来はやっぱりおかしくなるんじゃないのか。

ユニちゃん、可哀想だよねー。

他のアルコバレーノは復活するんだから、ユニちゃんだって復活しないと。

川平のおじさんも正体不明のままだし。

息子ちゃんの言う通り、「でも一番の謎はユニの父ちゃんが誰か、ってことじゃね?」(爆)。

アリアさん、一体誰の子どもを産んだの!? ガンマも知らない相手って誰? つーか、一体ユニはどーやって養育されてたんだ!?

生物学的な、「本当の子ども」っていうのじゃないような気もするけど……なんせアルコバレーノ自体「謎」で「奇跡」で「何でもあり」だからな。

アルコバレーノになる前のルーチェは既に妊娠していたけど、まさかその子の父が大人リボーンってことは……!?

アリアさんが普通に大人になったんなら、「アルコバレーノ誕生の時」から“過去”の時点で20年は経ってるってことで、“10年後”のユニが何歳なのか微妙だけど、10歳よりは上だろうから、“過去”の時点ですでにユニは生まれているはずで、でもアルコバレーノの子孫(というか継承者)はもしかしたらいきなり存在し始めるのかもしれないよなぁ。

ま、謎は謎のまま、こーやってあれこれ考えるのが楽しいんですけど♪

ただ「未来編」終わっちゃうと10年後スクアーロに逢えなくなっちゃうので、それがすごーく寂しい。

スパナやフランももう出てこないよねぇ。10年後骸さんもせっかく脱獄したのに……フランとのコンビもめっちゃ楽しかったのに……もっと出番をっ!!!

フランって、ベルや骸さんにドスドスやられても全然平気じゃないですか。実は“フラン”って幻覚で、実体がないんじゃないかとか、どーゆー経緯で骸さんの“弟子”になったのかとか、色々興味は尽きません。

ホントにさびしーなー。

スクアーロは10年前でも出てくるけど、フランやスパナはなぁ。

さてそれで。

次は「継承式編」。

未来から過去に戻ったところで終わるのかな、と思ってたんだけど、続けるのね。

未来でかなり無制限に強くなっちゃったから、この先続けるの大変だろうと思っていたのに、頑張るんだな、天野さん。

バトル系のマンガって、どんどん「強いヤツ」のインフレが起こって、「最強」のはずの敵がすぐに「あんなのたいしたことはなくて、ホントはこっちが最強」みたいになって、主人公も何回でも限界を超えてくれちゃう。

……本当なら持って帰れないはずのボックス兵器も“リング”という形で過去に持っていっちゃったし、ツナ達“過去”じゃ“最強”のはずなんだけど……。

この間歯医者さんに置いてあったジャンプで見たお話では、「君たちこんなもんなの?」って感じでやられとったもんなぁ。

「強いヤツのインフレ」。

30巻に入ってるところまでではまだシモンファミリーの実態は明らかにされてなくて、昔懐かしい日常編的ドタバタ雰囲気もあるんだけど。

了平と青葉紅葉の「おバカボクサーコンビ」がなかなかツボです(笑)。

アーデルハイトはいくら何でも胸がでかすぎるだろうと(爆)。

ツナも含め、「みんなまだ中学生」っていうのがびっくりですね。

「昔のツナ」を彷彿とさせるダメダメな炎真くん。炎が目の中に逆さに灯ってるコマがあり、なんとなく雰囲気的にも「強くなりすぎちゃったツナに対するアンチキャラクター」なのかな、と思ったり。

戦いたくない、ボスなんかじゃない、と言いながらだんだん「ハイパー化」が板について当たり前になっちゃってるツナに対して、「君はそれでいいの?」という揺さぶりをかけるキャラ。

そしてもちろん彼らの背後にはチェルベッロの影があるんでしょう、きっと。

チェルベッロの正体って最後明かされるのかなぁ。

アルコバレーノ誕生の秘密はきっと明かされない気がする(笑)。

“全部仕組まれている”という違和感にツナが苦しむ展開になったりしないのかな。

「なんかこの世の中はしっくりこない」「ここ、気持ちわるくない?」

最期の白蘭の言葉、ツナは聞いてないけど……。


「継承式編」も楽しませてくれることを期待しております。