入手しました♪ そして早速読みました、市東さんのギリシャ悲劇♪

面白かったです!

まだ1巻なのでそんなにお話は動いてないんですが、アマゾーン国に逃げ込んだ巫女の素質を持つ娘アルティモラ。

アルティモラを救い、アマゾーンの次期女王候補の一人であるペンテシレイア。美しく優しく、でもめっちゃ強くて「きゃーきゃー、ペンテシレイア様ぁ♪」とつい黄色い声を上げてしまいそう。

「女だけの国」の実情というか、現在の女王やその側近の描写もうまいし、後半ちょろっと出てくる「トロイア戦争」前夜のミュケナイやスパルタ。アガメムノンにヘレネー、クリュタイムネストラ!

きゃーきゃー♪

わくわくしてしまいます。

「トロイア戦争」自体の顛末やアマゾーン国が長続きしないことは知っていても、亮子さんがどう料理してくれるのか、アルティモラの運命、ペンテシレイアの運命はどうなるのか。

2巻は来年4月発行予定ですが、早く読みたいなぁ(*^_^*)

この作品、ネット連載なんですよね。Webスピカというサイト。今なら第1話の立ち読みもできますよん♪キャラクター紹介もあります。(こちらへ)

しかしこんなの読むとまた『ギリシャ悲劇』熱が再燃してしまいます。

わたくし、かつて『ギリシャ悲劇』にはまっていたのです。ちくま文庫でアイスキュロスソポクレスエウリピデスを読んだのです。

そもそもの発端は野村萬斎様の『オイディプス』と、蜷川さん演出の『グリークス』。

『グリークス』、2000年の公演だったんですねぇ。もう9年も前。公演時間9時間、午前11時から3部仕立てで最後22時くらいまでずっとシアター・ドラマシティに缶詰という、すごい舞台でした。

1部につきチケット1万円。全部見たから3万円。あの頃はお金があったのか!?



絶世の美女、トロイア戦争の発端となるヘレネーをヤンさん(安寿ミラ)がやってらして、ノンちゃん(久世星佳)も出てたし、何よりアンドロマケ役の麻実れいさんが素晴らしくて!

クリュタイムネストラの白石加代子さんが怖くて!(笑)

22時終演じゃ滋賀に帰るのきついですから、その日は実家泊まり。で、翌日宝塚大劇場。『グリークス』の後の宝塚もきつかった(笑)。

しかも私以外の家族6人(当時2歳半の息子含む)は伊勢に旅行しているという、「大丈夫か、嫁!?」状況やってんけど、でもあれを生で見られたのはほんと財産だと思う。

後日BSで放送されてたのを録画したビデオがあるはずなんだけど、そんなの見てる場合じゃないな、年末なのに。

トロイア戦争といえばマリオン・ジマー・ブラッドリーの『ファイアー・ブランド』シリーズも思い出します。こちらはトロイアの王女カサンドラがアマゾーン国に行ったりしてたんです。ペンテシレイアも出てきたらしい。もう全然覚えてないんだけど、今読み返したら面白いかも。


ああ、なんかほんとわくわく。

市東さーん、続き楽しみにしていますよーっ!!!