始まる前はそんなにも「見たい」と思っていなかったのに、始まってしまえばついつい毎日テレビにかじりついてしまうオリンピック(笑)。

中でも、体操は最も気になる種目だったのですが。
やりましたねぇ、内村くん!
昨日は親戚宅でお盆宴会だったため、途中からしか見られなかったんですが、テレビをつけた時にはあん馬での落下が響いて低い順位だったのが、あれよあれよと「この時点で1位!」。

え!?

なんか狐につままれたような大逆転劇でした。
他の有力選手も落下したり、ミスしたり、手の皮が見事にむけちゃった選手もいたし。
団体でがんばった後、一人で6種目って、ホントにきついんでしょうね。

そんな中、あん馬で二度も落下したにも関わらず気持ちを切り替えて残りで高得点、見事銀メダルに輝いた内村くんはもちろん、同じく吊り輪で落下しながら4位につけた富田くん。

二人ともすごいです。


うちの息子は一応体操クラブに通っていて、この間久しぶりに(旅行で抜けたから)練習に行って、ちょっと鉄棒しただけで両掌の皮がむけて……。
うちの子だけじゃなく、他の子も鉄棒の時はしょっちゅう「見て~、手ぇこんなんなったぁ」と痛がってます。

うちの子の通ってるのは「並コース」なんで、月6回しか練習がないんですけど、「選手コース」の方は土日も練習があって、大変みたいです。
子どもも大変だけど、練習の送り迎えをする親も大変なんですよね。

一時期息子の友達が選手コースに入ってたんだけど、土日の練習で家族の時間がとれず、他の兄弟にも手をかけられなくなるし、「親がついていけなくてやめた」って。
どんな競技でもそうだと思うけど、本人にいくら素質があっても周りのサポートもないとなかなか続けられないもんだと思います。

お金もかかるし。


体操って、伝統的に「日本は強い」ってことになってると思うんだけど、子どもの体操人口って、そんなには多くないですよね?

野球やサッカーに比べたら、「体操クラブ」なんて数えるほどしかないような気がするんだけど。
うちの子の体操クラブでも、上手な子が別のスポーツ(大体野球かサッカー)をしたいからって言ってやめていったりする。

オリンピックではこんなに注目されて、期待されているのに、普段は地味だと思う、体操……。
それでちゃんと団体でも個人でもメダル取るって、ホントにすごいと思うな。

他の国に比べたら、体操でも競泳でも何でも、日本の選手の置かれた境遇って、決して良くないと思うんですよね。

フェンシング銀の太田くんとか、「(無職だから)仕事を募集していると書いてください」って。
メダルを取ったからって、彼の練習環境が良くなるかどうか……ねぇ。
それで食べていけるかっていったら……ねぇ。


日本選手、みんな偉いです。