ドラマではまって『のだめカンタービレ』コミックスセットをどーんと誕生日にプレゼントしてもらったのは、もう一昨年のことになるのでしょうか。

ドタバタでハッピーな、でもコメディだけじゃない、アツい青春マンガだとは思ってたけど。

どんどんシビアになってきて。

読むのがつらい。
せつない。
21巻最後、泣いてしまったわ[E:weep]

パリに留学して、もう3年になるのよねぇ、のだめ。

千秋に追いつくために一生懸命がんばってるのに、でも千秋だってがんばってるもんだから、向こうはどんどんと先へ行っちゃって。
なかなか追いつくことができない。

「自分は自分でがんばればいいんだってわかってる。わかってるけど……」

わかってても、つらいよねぇ。

先に「成功」の保証もないし、何より「夢」と「恋」が不可分になっちゃってるところがつらい気がする。
のだめが音楽に本気になろうとしたのは、やっぱり「千秋に追いつきたい」っていうのが大きくて、それがなかったら、「自由に楽しくピアノ弾いて何が悪いんですか!?」だったわけで……。

「音楽」でつまずいたら、「恋」もご破算になってしまうのか。
「恋」でつまずいたら、「音楽」もご破算になってしまうのか。

「音楽」に対する欲だって、ちゃんとのだめの中には育ってると思うけど、「音楽」で壁にぶつかった時に、一番そばにいて欲しい人に、甘えられないでしょう。

もっと厳しいもん、千秋。「音楽」に関しては。

それに、「でもおれはお前のピアノが好きだから」って言われても、やっぱり「先輩だけが好きでもしかたないんですよ!」ってことももうわかってるし。

うーん。

どうすればいいのだ。
どうだったら前向きになれるのだ。

同じ道を歩いて、同じ夢を追うって、お互い「わかる」部分が多くていいような気もするけど、「わかりすぎて嫌」なことも多いんだろうなぁ。

それにどっちかがその道をはずれちゃった場合、うまくいくのかってところが……。


今年のお正月の『パリ編』のドラマ、あれの最後でマンガも終わっててくれたら、こんなにやきもきしなかったのに(笑)。

もちろん、マンガが終わっても、二人の人生が終わるわけではないから、「その後の紆余曲折」はあるに決まってるんだけど、でもなんかのだめが可哀相で見てられない~。次の巻を手に取るのが怖い~~~[E:bearing]

あとどのくらい続くのかしら。

幸せになってほしい、のだめ……。