おととい、正月の三日、京都に行ったわけですが。
割と良い天気だったせいか、とても賑わっていました。
知恩院はそうでもなかったけど、八坂さんは人・人・人でごった返していて、人混みの嫌いな夫が不機嫌に……。

八坂さんを出て河原町方面へ行こうとしたら、四条通の歩道がすごい渋滞。
「そーいえば正月のここっていつもこんなだったよな〜」と私には懐かしい風景が、夫には「だから嫌なんや〜!たらたら歩くな〜〜〜っっっっっ!」とブチ切れの素に。

狭い歩道に、あっち向きとこっち向き、二方向の流れで人間がひしめいている。
まぁ、確かにうっとうしいし、下手すると連れとはぐれそうでもあり、夫が怒る気持ちもわかるが。

正月の京都なんだもん、これくらい人がいなきゃ気分出ないじゃん。
色々、カップルとか観察するのも面白いし。

あ。そーか。
家族連れだから人混みが許せないのか。
カップルならぎゅうぎゅう押される方がいいし、ゆっくり歩く方が楽しいぞ(笑)。

しかし一本道をはずれれば、全然空いている。
「風神雷神図」の看板に引かれて花見小路へ折れると、そんなにも人はいない。
建仁寺も空いていて(拝観料が要るからか?)、さっきまでの喧噪が嘘のように静かだった。

石庭が、とても気持ち良かった。

ちょうど午後の陽がぽかぽかと射して、縁に座っているのが非常に心地よい。いつもなら「早よ行こ!」と急かす息子が座ったきり動かない。
くつろいでいる。
なぜか足を組んで「座禅」……。

苔の庭もあったが、やっぱり石庭の方が良かった。
落ち着く。
息子「うちにもこんな庭あったらいいのになぁ」
……無理を言うな。

でも確かに、あったらいいな、枯山水。
イングリッシュガーデンより、私は絶対こっちだ。